2020年04月15日

【書評】再掲2020年3月11日 『丹塗りのぽっくり』内海隆一郎@筑摩書房

わたしのもう一つのブログから再掲する。ご覧いただきたい。
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高校の大先輩にあたる内海隆一郎の著作である。
ふるさとをモデルに多くの心温まる作品を発表したが、本書も好短編集。
表題になっているのが、最後に登場する短編のタイトルで、あれはあのお店だな、と想像しながら読んだ。
なつかしさで胸が熱くなるのは、重ねた年齢のせいばかりではないだろう。
どの年代で読んでも読みやすく、心に残る作品ばかり。
『金色の棺』という長編の代表作もあるが、一つ一つに味わいがある短編が好きである。
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2020年04月25日

【書評】『日暮れ竹河岸』藤沢周平@文藝春秋

藤沢周平晩年の単行本である。帯に「十二の掌篇、七つの短篇」とあるように、ごく短い小説がぎっしり。一作一作の頁数は少ないものの、それぞれの作品に描かれる人々の人生が色濃く、また淡々とした色彩で描かれる。わたしが藤沢というペンネームを選ぶ元となった作品集。絶品である。(表紙写真は、5月3日投稿「7冊の表紙」を参照いただきたい)
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2020年04月26日

【書評】写真集『最後のマリア・カラス』木之下晃@響文社

いまFacebookで、「7日間ブックカバーチャレンジ」というのが流行っている。じつは、私にも、バトンが回ってきた。
昨日アップした『日暮れ竹河岸』は、その第一日目に投稿したものだ。今日、第二日目の本の表紙に大好きなマリア・カラスの写真集を投稿した。FBにアップした写真をここにも掲げてみる。
「7日間ブックカバーチャレンジ」という企画は、自分が本の表紙をアップするたびに、新しい友達一人を選んでバトンを渡していく、というリレー方式。外出自粛で在宅時間の長い日々に、本の表紙を紹介することで読書文化に貢献する、ことを目的として、はじめられたものだという。
よいことだと思い、第一日目には友達につないだが、なにやら、このリレー方式があちこちで行われていて拒否反応のある友達も多かった。
そんな感じを受けたこともあり、二日目以降は、あえて別の友達にバトンを渡すことはしないでおこうと考えた。私の投稿を見て、自分も本の表紙をアップしてみよう、と思い、自発的に取り組んでくれたFB友達が現れたからでもある。何事も、言われてやるより、自分から進んでやるほうがよいに決まっている。
さて、本日の表紙。マリア・カラスの最晩年、来日したカラスに随行した写真家の木之下晃さんとっておきの写真集である。
あるとき、私がマリア・カラス狂であることを知ってくれている音楽関係の友人が、木之下さんが銀座で個展を開いていることをメールで教えてくれたのであった。私は矢も楯もたまらず、銀座へ赴いた。そこで求めた写真集にサインをいただいた。カラスとのあれこれをいろいろと質問した私に、丁寧に答えていただいたことを覚えている。
それからほどなく、写真家の訃報を知った。思い出の一冊となった。(表紙写真は、5月3日投稿「7冊の表紙」を参照いただきたい)
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2020年04月27日

【書評】『赤目四十八瀧心中未遂』車谷長吉@文藝春秋

昨日に続いて、facebookの企画から。
車谷長吉は、私小説作家である。最高学府に学びながら、自ら底辺をさまよい、身と心を刻むように生き、小説を書いた。
本作は直木賞受賞。映画化もされ、主演女優の寺島しのぶが映画賞を総なめにしたことでも知られる。
まずはお読みいただきたい。絶品である。※表紙装画:奥村土牛『蓮池』(都立現代美術館蔵)
(表紙写真は、5月3日投稿「7冊の表紙」を参照いただきたい)
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2020年04月28日

【書評】『姿』武原はん 片岡仁左衛門@求龍堂

引き続き、本の表紙を紹介する。ずいぶん以前に求龍堂から出ている豪華写真集。地唄舞の名手・武原はんと歌舞伎役者・十三代片岡仁左衛門、それぞれの選りすぐりの写真と文。十三代は、当代十五代目片岡仁左衛門のお父様にあたる。写真、文ともに素晴らしい。貴重な一冊。
(表紙写真は、5月3日投稿「7冊の写真」を参照されたい)
posted by mayako at 15:08| 東京 ☁| Comment(0) | 書評、その他感想さまざま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする