2015年09月09日

森暁雄さんの銀座の店と黒柳徹子さん

9月5日(土)のこと。
宝飾デザイナー森暁雄さんの店の移転リニューアルオープニングパーティが開かれた。銀座である。
森さんのデザインは、日本の伝統美と西洋のクラシカルな美しさを混ぜ合わせたような独特の雰囲気を醸し出している。鼈甲に黒漆あるいは象牙に、さらに沈金、蒔絵を施した豪華かつシックな指輪やブローチなど、素敵な逸品を少しずつ買い求めてきた。ホンモノとレプリカの二種類用意されているものもあって、レプリカなら求めやすい価格のものもある。人まねではないオリジナリティをもった華麗な作品を身につける楽しみは、格別である。

新しい店は、以前の店と比べて奥行きがなく、手狭な感じは否めないが、シャネルの裏という分かりやすさがいい。
17時からのパーティで、5分前に到着すると、すでに来客の山であった。
シャンパンを一杯いただき少しショーケースを覗いたが、混雑緩和のため後日ゆっくりと見せていただくことにした。ぐるりと店内を見回したとき、入り口に近い席に、黒柳徹子さんのお姿があった。
昔の銀座セゾン劇場で20年以上やってこられた海外コメディーシリーズを毎回拝見させていただき、亡くなった人形美術家の川本喜八郎先生のご紹介もあって、何度かお目にかかったことがあるので、ごあいさつをさせていただいた。
黒柳さんは、私が名乗ると
「マリア・カラスをお書きになるとおっしゃっていらしたわね」
とすかさず、おっしゃってくださった。
「覚えていてくださって、ありがとうございます」
わたしは、黒柳さんが演じられたマリア・カラスを主人公にした名舞台「マスター・クラス」にものすごく感動してマリア・カラスの大ファンになり、また、わたし独自の「マリア・カラス」を書きたい、と思い続けてきた。
十数年前にお目にかかったときもその決意を申し上げ、また、お手紙にもしたためさせていただいてきた。
それを覚えていてくださったことが、何よりうれしかったのだ。

マリア・カラスふたたび・・・

近藤乾之助先生が亡くなられて空洞ができていたわたしのこころに、ちょっと灯がともった気がした。

開店祝いのお土産は、森暁雄さんデザインのシンプルなプローチと、黒柳さんのご本だった。
本のタイトルは、『トットちゃんとトットちゃんたち 1997-2014』(2015年5月刊/講談社)。
マリア・カラスと出会わせていただいたお礼の気持ちも込めて、読後感想文を黒柳さんにお送りしようと思っている。

posted by mayako at 00:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする